男里川定例探鳥会の報告:平成29年(2017年)度

2017/1/27(土)/天候:はれ/参加者18名/観察種数44種/鳥合わせ

今日は風が強く海上部では野鳥の姿は全くなし。

河口部では20羽程のオカヨシガモの群れは見られたものの他のカモやカモメ類は数羽がパラパラと見られた程度。オオジュリンなど小鳥類の姿も少なかった。

カモの多くは風を避けるようにヨシの根元や水際で休んでおり、カルガモやコガモが多かった。特にコガモは100羽を超えていたが、いつも多く見られるヒドリガモは、何故か10羽程しか確認できなかった。

鳥合わせでは、ドバトを除き41種とまずまずの出現種数だったが、これといった目玉もなく何か物足りなさを感じた。

しかし、昼食時にカモメ類が60羽程集まりだした。何人かの方は先に帰られたが、半数以上の方が残っておられたので、30分程カモメ類を観察した。

探鳥会で確認した、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメの他、カモメ5羽とニシセグロカモメ(ホイグリン)1羽が確認でき、

男里川で見られるカモメ類がぼぼ揃ったので、それぞれのカモメの違い(識別ポイント)を観察し、出現種数に2種を追加して43種に修正した。

参加いただいた皆さん、寒い中お疲れ様でした。

参加リーダー:栄本、酒井、中田(写真)、中野(報告)

2017/12/23(土)/天候:曇り/参加者20名/観察種数47種/鳥合わせ

河口部に着くと、ズグロカモメ1羽が干潟や河口部周辺を飛翔する姿が見られた。カニを捕まえると他のカモメ類の群れと離れた所で食べる。そんな光景をジックリと観察。

海上部では、カンムリカイツブリやウミアイサが見られ、少し遠かったがハジロカイツブリも見られた。

キンクロハジロやヒドリガモ、オカヨシガモの姿もあり、その中にホオジロガモのメス1羽が混じっていた。小さくて、見つけても直ぐに潜ってしまう。

河口部での探鳥を終え、右岸を上流へ向かう。うど橋との中間辺りの中州にイカルチドリが玉石に混ざり休んでいる。常連の方は難なくその姿を探さられるのだが、初めて方は、玉石と全く同じ色をしているので、探すのが大変な様でした。

ヨシ原では、オオジュリンが比較的見やすい所に数羽が出てきてくれた。ヨシの葉を剥がす「パチパチ」という音も聞こえてきた。ケリやアオジ、ホオジロ、電線に止まるツグミやモズなどを見ながら、うど橋を渡り再び河口に向かう。

今日も上空を3羽のミサゴが舞い、水面に飛び込む光景が見られた。先月に比べエサを捕獲する技術が向上したのか、魚を捕まえていた。

河口部に着くと、カモメ類の数が増え、ズグロカモメは相変わらず干潟周辺を飛翔。ホオジロガモも比較的近くに近寄ってきていた。

今日は、風もなく暖かく絶好の探鳥日和で、今年最高の46種類の野鳥を確認し、1年を締めくくるに相応しい探鳥会だった。今年、男里川に足をお運びいただいた皆さま、ありがとうございました。

参加リーダー:北野谷、栄本、酒井、中田(写真)、中野(報告)

2017/11/25(土)/天候:晴れ/参加者15名/観察種数41種/鳥合わせ

第二集合の公園の樹木や電線にカワラヒワの群れが止まり、向いの南部防災拠点の芝生では10羽程のヒバリが群れ、上空ではチョウゲンボウとカラスがバトルを繰り広げるなど幸先のよい出足。

海岸部に到着すると、ユリカモメの大きな群れ。100羽程の3つの群れがテトラや砂州で休み、海上で採餌する。

どこを見てもユリカモメだらけで、カモ類やカンムリカイツブリ、シロチドリの姿もあったが、ユリカモメの数に圧倒され、他の野鳥の姿は目立たない。

今までは、ヨシなどで遮られ、イカルチドリを探すのに一苦労したが、今月は、遮るものがなくなり、苦労することなく、どこからでもさがせるようになっていた。

タシギが休む姿も見られた。アオジやオオジュリンも入っていたが、見つけても直ぐにヨシの根元などに潜り込んでしまうので、少し不完全燃焼のようだった。

今日のハイライトは2羽のミサゴ。ホバリングして狙いを付け何回も飛び込むのたが、一回も魚が捕まらない。こんな光景が3時間以上もつ続く。こんな光景を見ていると、頑張れと応援したくなる。ミサゴにとっては、生きるために必死なのだろうが。

今日、最も驚いたのは、台風21号の影響による河口部の形状の大変化。堆積していた土砂が削り取られ、川幅が広くなったり、新たに砂州ができたりと。

今日の参加者は、常連の方が多かったので、その変わりようには、皆さんビックリされていました。僅かに残っていた泥質の干潟部分の2/3が玉石や礫で埋め尽くされてしまい、シギやチドリ類の生息環境に悪影響しないか心配です。

参加リーダー:北野谷、栄本、酒井、中田(写真)、中野(報告)

2017/10/29(日)/天候:雨/参加者 名/観察種数 種/鳥合わせ

雨天中止。

集合時には5人が参加されたが、本降りの雨となったので、探鳥会は中止にし、阪南市の地域交流センターで開催している「男里川の野鳥展」に全員で向かった。

参加リーダー:

2017/9/23(土)/天候:くもり/参加者23名/観察種数34種/鳥合わせ

南海電鉄樽井駅前には、秋祭りの提灯飾りが設置されており、泉州路に秋の訪れを告げる。

先月に続き、今月も干潮時刻が14:15と潮の状況は芳しくなかったが、海岸部で時間調整をしながら、いつもの観察コースを変更することなく探鳥。

今月もシギやチドリ類を中心に探鳥。コチドリ、シロチドリ、イカルチドリ、トウネン、イソシギ、キョウジョシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、チュウシャクシギと

先月より1種多い9種類のシギやチドリを観察。個体数も多く秋の渡りのピークを迎えたようだ。

台風18号が通過し、気温が一気に下がったためか、今まで干潟の表面を覆いつくしていたカニの姿が、めっきり少なくなっていた。

また、ウミネコの個体数が増え、モズも出現しするなど秋の気配を感じる探鳥会だった。参加された皆さんお疲れ様でした。

参加リーダー:北野谷、栄本、酒井、中田(写真)、中野(報告)

2017/8/26(土)/天候:くもり/参加者17名/観察種数29種/鳥合わせ

今日は、満潮時刻と重なったので、潮が引くのを見計らいながら、いつもの探鳥コースを一部変更してシギやチドリを中心に探鳥。

観察したシギやチドリは、イカルチドリ、コチドリ、シロチドリ、キアシシギ、ソリハシシギ、イソシギ、キョウジョシギ、トウネンの8種類とまずまずの出現状況。

個体数は、イカルチドリとキアシシギが多かったが、フラグとリングが装着(右足上に緑のフラグATLの文字、左足下にリング)されたキアシシギ1羽が混じっていた(オーストラリアクィーンズランドで装着された個体と思われる)。

探鳥会終了間際には、干潟も露出し、シギやチドリが近くに寄って来たので、暑い中、探鳥会終了後も引き続きシギやチドリを観察(撮影)されている方が多くおられた。

また、今月の探鳥会は、1995年1月28日に長谷川道夫((故人)さんご夫妻が探鳥会を立ち上げられてから、250回(雨天中止を除いて)を迎えた記念すべき探鳥会。

スタッフの北野谷さんが用意された、ささやかな記念品をお渡しした後、全員で記念撮影を行った。

250回を記念して、10月24日~11月2日、南海線尾崎駅近くの旧尾崎小学校跡の阪南市地域交流館3F市民活動センターで

「男里川の野鳥写真展」を開催予定。写真展では、男里川に相応しい野鳥の写真を展示し、広く泉南地方の市民の方々にも男里川の野鳥をPRしたいと思います。

参加リーダー:北野谷、栄本、酒井、中田(写真)、中野(報告)

2017/7/22(土)/天候:晴れ/参加者11名/観察種数21種/鳥合わせ

今月は、右岸うど橋の下に集合。少し上流に水たまり状になったところがあり、そこにサギ類が多く集まっていたので、サギ類を観察。

コサギやダイサギ、アオサギ、カルガモ、ケリなどを確認。その後、先月と同じコースをゴミを拾いながら海岸部まで探鳥。

ゴミは、ペットボトルや瓶、空き缶を中心に9袋を回収。当初予定していたより随分と少なく、昨年の17袋を大きく下回った。

今年は空梅雨模様であったので、上流からの漂着ゴミが少なかったのが影響したのか。

シギやチドリ類は、ケリの他、シロチドリやコチドリ、イカルチドリは確認できたが、シギ類は確認できず。

蒸し暑いなか、参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした。

参加リーダー:北野谷、酒井、中田(写真)、中野(報告)

2017/6/26(土)/天候:くもり/参加者11名/観察種数24種/鳥合わせ

今月は、いつもの探鳥コースを変え、第二集合の浜公園からうど橋に向かい、右岸を探鳥しながら河口部へ向かった。

うど橋へ向かう途中、三面張りの水路で1羽のヒナを連れたカルガモと出会う。

男里川では、セッカのさえずりが響きわたっていたが、姿を探すに手こずった。

河口部の干潟でカニを観察。ハクセンシオマネキやシオマネキなど、10種類のカニを観察。今回初めてフタバカクガニを見つけた。

ハクセンシオマネキやシオマネキの分布域が拡大している反面、ホウロクシギやチュウシャクシギが好むヤマトオサガニの分布域が狭められ、個体数も随分と少なく感じた。

この時期の男里川はカニ天国。

参加リーダー:北野谷、栄本、酒井、中田(写真)、中野(報告)

2017/5/27(土)/天候:晴れ/参加者17名/観察種数25種/鳥合わせ

河口(海岸)に向う途中、下水処理場に立ち寄り、コチドリ、ケリ、ホオジロを観察。

シギやチドリの春の渡りが終わってしまったのか河口部では数羽のシロチドリのみといった淋しい状況。

河口部での探鳥は早々に切り上げ、カルガモのヒナの目撃情報のあった、うど橋上流に向かう。

途中キアシシギ、夏羽の美しいハクセキレイ、コチドリの姿が有り観察。

うど橋上流では、残念ながらカルガモのヒナは見られなかったが、カルガモ、イカルチドリ、ケリ、水浴びをするイソヒヨドリを観察した後、

うど橋を渡り、再び左岸を河口に向かうが、キアシシギ以外これっといった野鳥は出現せず。

終了間際には、久しぶりにミサゴが上空を通過する。「貝毒」が解除され、海岸部の水際は潮干狩りを楽しむ人々でごった返していた。

参加リーダー:北野谷、栄本、酒井(写真)、中野(報告)

2017/4/22(土)/天候:曇り/参加者40名/観察種数36種/鳥合わせ

今月も『貝毒』は解除されておらず、潮干狩りに入る人もなく河口周辺はひっそりとしてた。

人のいない水辺は、シギやチドリにとって絶好の休息場所ですが、シロチドリ、コチドリ、イソシギ、ソリハシシギがパラパラと見られる程度で寂しい限りです。

そんな中、上流に目を向けると、チュウシャクシギの群れがいるのを発見。

かなり遠かったので、驚かせないように距離を狭めジックリと観察する。

ソリハシシギも近くに出てくれ橙色の足の鮮やかさが一際冴えて見えた。

ツバメは、先月に比べ随分と多く飛び交っており、巣材の泥や枯草を集める光景が随所で見られ、コシアカツバメの姿も見られた。

先月までヨシ原を賑わせていたオオジュリンやアオジなどの冬鳥の姿は見られなくなり、カモやカモメ類の数も随分と少なくなっていた。

セッカやイソヒヨドリなどのさえずりを聞きながら再び河口部に向かう。

河口に到着し水際を探すと、新たにムナグロとメダイチドリの姿があり観察。

先に、福島海岸に向かっていたスタッフから、キアシシギがいるとの連絡があり福島海岸に向ってキアシシギを観察。

先にソリハシシギの足の色を観察していたので、足の色の違いがよく確認できた。

今月は、シギやチドリとの出会いに期待されて参加された方が多かったので、シギやチドリを中心に観察した。

種類こそ昨年と同じ10種類だったが、数は随分と少なく、シギやチドリにとっての男里川の干潟環境は、年々悪くなっているような気がする。

参加リーダー:北野谷、栄本、酒井、中田(写真)、中野(報告)

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