「万博公園」定例探鳥会のお誘い

昭和45(1970)年に千里丘陵で開催された日本万国博覧会から満45年、未来への発展を夢見たパビリオン跡地に植えられた樹木が生長し、人にも野鳥にも安らぎを与えてくれる緑豊かなオアシスとなりました。

万博公園は大阪近郊の平野部で一番大きな緑の塊、しかも和洋折衷のさまざまな樹木が四季折々に花を咲かせ実をつけることから、いろんな鳥が集まっています。

6月10日(土)
万博公園定例探鳥会のお誘い

幼虫をくわえ待っている幼鳥に餌を運ぶシジュウカラ、既に子育てを終え、林の中を幼鳥連れの家族で移動しているエナガなど、鳥たちの生活を遠くから観察しながら、園内を一巡する。

今月の野鳥:シジュウカラ

鳥の世界は繁殖期、ほとんどの鳥は年に1回、子供を育てるが、春~初夏に繁殖する種が多い。その理由として、普段は植物食のスズメ等も、ヒナは動物食(昆虫等)で育てるため、繁殖するにはエサが豊富なこの時期が最も良い。

シジュウカラなど小鳥たちのヒナは、卵から孵化して2週間で巣立ちするが、短期間で早く成長させるためには高栄養価の餌として、虫たちの幼虫(いわゆる青虫)を利用している。

シジュウカラは一年中、幼虫~成虫までの昆虫を主食としているが、この時期は自分の分だけでなく、子育て用の餌も多く必要なので、昆虫の採取量は非繁殖期の2倍以上になると思われる。

シジュウカラの体重は15グラム前後なのに、1羽が1年間に食べる虫の量を蛾の幼虫に換算すると、12万5千匹になるというドイツの研究があり、しばしば森林における鳥類の役割の重要性を知るデータとなっている。また、食べられる側の虫については日本での研究があり、アメリカシロヒトリという蛾4287個の卵から、幼虫・さなぎを経て成虫になれたのは僅か7匹だったとのことである。

さて、写真で紹介のシジュウカラ幼鳥、この1年間に12万5千匹の虫を食べることができておれば、今年は親鳥となっている筈である。親鳥は自分が幼鳥時代にしていたと同じように餌を求める幼鳥、大きな口のオレンジ色や、餌をねだる声に誘われ、せっせと餌を幼鳥に運んでいる頃である

後は省略:千里タイムズ57号をご参照ください。

「万博公園」
定例探鳥会(第2土曜)

担当ボランティア

担当:
足立道成氏他

千里タイムズ記事

探鳥会報告・記録

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