「牧野」定例探鳥会のお誘い

淀川北部牧野河川敷の野鳥

大阪府北東部を悠々と流れる淀川、その上流左岸、枚方市側の河川敷が探鳥会のコースです。

淀川本流には カモやサギなど水辺の鳥、対岸高槻市側に鵜殿広がるヨシ原や、河川敷の牧野ゴルフ場にはホオジロ・モズなど 草原の鳥、そして鳥たちが食べることで分散した液果、センダンなどの木々が大きく育って林となり、シジュウカラなど林の鳥を中心に、四季折々に観察できる鳥の多く、大阪支部の探鳥会では最も数多く鳥が観察できる探鳥地となっていました。

しかし牧野周辺も、いよいよ樹木伐採が始まることになりました。伐採されたら鳥の休む木が全くない所のため、①コースから川が良く見えるのでカモの仲間、②草原の鳥が増えてくれると目論見通り、ですが③林の鳥はいなくなります。

林の渡り鳥を楽しめるのは今年まで。今後20年程は期待出来なくなる可能性大です。

牧野の2月4日の案内 印刷用

1.先月1月探鳥会

船橋川河口までは淀川河川レンジャー観察会への野鳥観察指導を行ったが、スタート直後の穂谷川沿いでホオジロ・アオジ・ベニマシコ・オオジュリン・モズなど草原の鳥が良く出てくれた。

先月から始まった牧野ゴルフ場淀川本流側・探鳥コース両サイドの樹林伐採は、伐採計画約3㎞のうち半分近くがほぼ全伐され、林の鳥観察範囲が狭くなっていた。

しかし、上流の樹林が残る所ではアトリ・イカル・カワラヒワ・シジュウカラ・ヒヨドリ・シロハラなどが出た。また、下流は全伐されたが淀川本流が見えたことからカモが良く見え10種、中でもアカハジロと思われる個体が出て盛り上がった。コースの樹木伐採で観察鳥の大幅減を懸念していたが、トータル54種1170個体で、昨年1月(55種1564個体)に近い結果となった。

2.今月の鳥はオオジュリン


牧野探鳥会コースで樹林が伐採されると、草原の鳥中心の観察地になると思われるので、先月観察できたオオジュリンにしました。オオジュリンの繁殖地は東北~北海道、そしてサハリン・千島・カムチャッカで、冬は本州以南に渡来し越冬する。越冬地でのオオジュリンの住処はヨシ原、ヨシ原ではヨシの茎(葉鞘の中)に隠れているカイガラムシを主食にしており、「ばりばり」音を出しながらヨシの茎にかじりついている。オオジュリンのオスは繁殖期になると頭が真っ黒くなるが、アトリ雄と同様、羽先の褐色部分が擦り切れて黒色が出てくるとのこと、鳥の羽色変化の妙に、感心するばかりである。オオジュリンの名前は、地鳴きを「ジュリーン」と聞きなして「ジュリン」、大きさでオオジュリン(やコジュリン)になったとのこと、ヨシの中から特徴ある「ジュリン」や、茎の葉鞘をはがしてカイガラムシを探す「ばりばり」で、オオジュリンが見つけたいと思っている。

←オオジュリン(2015.3.7)浅野宏幸氏

3.自転車に注意

牧野探鳥会は他の探鳥地に比べ鳥が多いけれども、探鳥コースに「トイレが無い・自転車で危ない」の二重苦が、アキレス腱になっています。特にサイクリング車が一日数百台、猛スピードでひっきりなしのため、ぶつかると怪我をして痛い目に合うのはバードウォッチャーです。鳥が出て移動するときは、前後左右に目を配り、「自転車から自分を守る」ようお願いします。

4.牧野探鳥コースの樹木伐採

昨年11月より探鳥コースの樹木伐採が始まり、2月下旬完了目標でしたが、伐採樹木量(本数)が多く作業が遅れ、今年度中に終了しないそうです。上流約700m の林は伐採できずに残るため、平成30 年度に再度予算を取り直して、伐採することになったと、河川事務所より連絡がありました。

伐採した切り株の年輪は大部分が20年~25年なので、20年も経過すれば、昨年までのような樹林に回復する可能性がある。切られた直後の草原の鳥が増えるかどうか、そして木が育ってきたときいつから林の鳥が入ってくるかなど、毎年の観察データを積み重ねると、草原から樹林に変化するときの鳥の変化が記録されることになる。当面、探鳥コースの環境変化による鳥の変化を確認し、その上で枚方スタートにコース変更が良いかどうかなど、皆さんのご意見をうかがいながら、決めたいと思っています。

牧野定例探鳥会
毎月第一日曜日

集合場所の写真

担当ボランティア

担当:
牧野定例探鳥会リーダー一同

探鳥会報告

2017年度配布資料

2016年度配布資料

2015年度配布資料

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